2019/10/18 17:43


モイ!

おひさしぶりの投稿です。
今年のフィン旅後初の投稿は、とある食器との出会い。
本当は販売するつもりで購入したのだけど、販売はせず、手元に置いておくことにしました。
しようにも、販売はできない状態になってしまったのだけど。

この ”ケスティ” のポットのお話です。



出会ったのは、ヒエタラハティの蚤の市で毎回お世話になるおじさんとおばさんのお店。
二人ともいつも良くしてくれて大好き。

今回も、おじさんたちのお店に3回行きました。
3回目の時このケスティのポットが気になりだし、買おっかな~買おっかな~と悩んだ末購入を決意。
他の食器数点と一緒に、「フィニッシュ!」とおじさんに伝える。

おじさんの店は大人気で、いつも忙しそう。
ムムリクはもう仲良しなので、おじさんのお店ではセルフ梱包。
包む用の紙をもらって自分でくるくる包装します。
おじさんの手を煩わせないよ!

だから、もちろん、ケスティのポットも自分で。

が、ポットのフタが取れないのです。
ポットは陶器でもちろん割れ物です。
割れないケアを施してから包もうと、一回外そうとしても取れないのです。

なぜ~!!(汗)

さっきまで開けたり閉めたりしていたのです。
でもどこかが噛んでしまったのか、全然開かず。
あんまりやると割れそうで怖いので、おじさんにバトンタッチ。
助けを求める。

おじさんがやってみる。

開かない。

やっぱりどこかが噛んでいる。

フタしたとき、ひねった?と聞かれる。

さあわからないと伝える。

ひねってたよ、と妹に言われる。(驚)

だって見てたもん。さっきフタしたとき自分でひねってた。


・・・なんてこった。
自分でやっていたなんて。

おじさんに言われる。

これはひねったらダメなんだ。フタははめるだけなんだ、と。

ソーリー・・・と、謝罪する。

言いながら、おじさんがんばって開けようとしてくれてるけど、厳しそう。
こりゃダメだって顔してる。

フタが開かなかったら、これはもう販売はできない。
せっかくかわいいポットなのに、お客さんのところに行くことはできない。
それだけじゃなく、犠牲者がもう一つ出る。
だって、さっきフタ開けた時、自分用に買った小さい ”クーシ” のグラスを新聞でぐるぐるに包んでその中に入れた。
大きいものの中に小さいもの作戦で、それを入れてからフタした後に、どうやらひねってしまったようだ。

だから、フタが開かなければ、クーシも一生取り出せない。(泣)
ショックきわまりない。

が、いつまでもフタと格闘もしていられない。

と、おじさんが心配そうに言ってきた。

「どうする? これフタが開かなくなったけど買うかい?」と。

おじさんはフタが開かないポットをムムリクがちゃんと買うかどうかを心配していた。

もちろん買うよ、と伝える。

ムムリク的にはもう買ったもののつもりでいるし、(お金払うのはこれから)
フタ取れなくしたのは自分だし、こっちがごめんなさいなのだから、
大丈夫、日本に帰ってがんばって開けてみる!心配しないでとおじさんに伝える。

するとおじさんは安心したように、いろいろと帰国後のアドバイスをくれた。
フタの隙間にオイルさしてみるのがいいとか、輪ゴムかませてみたらとか、
噛んでるのはこの部分だから、ここがうまく外れたら大丈夫だよとか、
とにかく、優しい。

何分この件でごちゃごちゃしていただろうか。
まさか、仕入れたものがこういう事態になろうとは。(自分のせい)
おじさんだって、こういう形で商品をわたすことになるとは、本意ではないはず。
申し訳ない。
フタが取れなかったらと、すごく心配していた。

とはいえ、いつも通りお会計して、いつも通り、別れた。
ありがとうおじさん、あとは自分でがんばってみるよ。


その日ホテルで・・・
とりあえず買ってきたものを包みなおそうと出してみて、
取れるかな?といじくってみたけどやっぱりとれず・・・
日本で落ち着いてやったほうがいいと諦める。

そしてこのポットの話は、帰国編へと続きます。
さてさてフタは開くのでしょうか~?

お楽しみに。

モイモイ。