2019/05/07 17:30


モイ!

タンペレのお話、第3話。

なぜ、前日1日中歩き回って、お店を全然見つけられなかったのか、それは・・・

「歩いていたエリアが全く違っていたから」

でした。


ムムリクたちは、昨日、駅の下エリアばかりを歩いていました。
なぜか?
下の方がなんでもあるメインエリアだから。
いろんなガイドブックの地図を見ても、下側ばかりが広く載ってて、上の地図はほとんどないから。
上には、”ムーミン美術館” しか行くとこがない。
という認識でした。

だから、下ばかり歩いていました。
( ↑ ただの思い込み。。)

が、見るべきは ”上” だったのです!!!!(驚)


ホテルに戻ると、妹がネット記事を見て検証。(今まではムムリクだけが見ていた)
そして、気づいたのです。

”線路を越える” ということに。

記事の人は、載っていたお店から別のお店に向かうとき、線路を越えて行っていたのです。
ムムリクがずっとスルーし続けていた線路越え。
え? 線路なんかあったっけ? と言うと、
「駅だよ!」
と、妹に一蹴。
「線路は駅にあるでしょうが! 見ればわかる、なんでそれに気づかないんだ!(怒)」
と。

おそろしいですね、思い込みって(笑)


そんなわけで、なんてこった。
行きたいお店は駅の上エリアにあったのです。
無駄に歩いた昨日のことは悔やまれますが、しょうがない。 
3日目は、駅の上エリアを探してみようと行動開始したのでした。

今日も、朝早くから目だけは覚める。
覚めるけど、体の節々が痛すぎてすでにボロボロ。
こんなはずじゃなかったのになと思いながら出かける。
(自分のせい)

今日も徒歩。
駅の上エリアへ行き、なんとなくで歩いていると、

”どこに行くの? 助けましょうか?” (英語←)

現地マダムから、ヘルプの声が!

神!!

そう言えば、今回全然現地の人から情報を得なかった。
たどり着けないなら聞けばいいのに、基本自力で何とかしようとしてしまって(英語も不得手だし)、聞くこともなく無駄に1日歩き続けた。
ヘルシンキでは、聞かなくても向こうから ”どうしたの?大丈夫?” と寄ってこられたものだが・・・
マダムに話しかけられて初めて、今回そういうのなかったなと思う。

マダムに、このへんにヴィンテージショップがないかと尋ねる。
そう、1番の目的はヴィンテージショップなのだ。
セカハンにはいくつか行った。
駅の上エリアにも、まだ見つかっていないセカハンがあるだろう。
が、セカハンとは、ブース貸しのフリマのようなところで、一般の人が家のいらないものを置いていて、当たり外れがだいぶある。
掘り出し物に出会えるかどうかは運も必要。あればラッキーくらいの勢いで。
だけど1軒だけ、チェックした中に、”the 宝の山!!” のような素晴らしいヴィンテージショップがあったのだ。
どうしてもそこに行きたい。

マダムにこちらの英語が通じなかったので、ネット記事の写真を見せる。
お店の名前はわからない。
外観の写真もない。
あるのは店内に、山のように食器が写っている写真。
わかるだろうか。


・・・わかった!

マダムは少し考え込むジェスチャーをして、こうこうこう行ってこう!と、お店までの道筋を示してくれた。
ありがとうマダム、やっぱりこのへんにあるんだね!!


朝から優しいマダムに出会い、ルンルンで歩いていると、何やら広場でフリマが!
やったー!
こんなところでフリマをやっているのねと、テンション上がります。
まだ準備中のお店が多いようだけど、見ているとピッチャーばかり並べているおじさんのお店に、なんとクロッカスのクリーマーが!!
全体的にあまりきれいじゃなかったけど、クロッカスだけはキラキラ!
値段を聞くと、安い。
即決でお買い上げ。
たった1つ買えただけで、最高にうれしい。


そのあと、マダムに聞いたお店を探してみるけど・・・
見つからない(泣)
このへんにありそうなんだけどなって予感はするんだけど・・・
次第に、ちょっと離れたところを歩いてるかも・・・と思っていたその時、

お!

なんと別のセカハンを発見した。
しかもここはネット記事にも載っていなかったお店。
外からは、ショーケースにアラビアのヴィンテージが並んでいるのが見える。
ついに!と思ったが、お店が開くのは10時半。
まだ先なので、いったん撤収。
その通りを下っていると、

「あった! ブタのセカハン!!」

ほんとにあった!
記事に載ってたブタのデザインが書かれたセカハン。
テンション上がります。
しかしここも開くのは10時なので出直そうと通りの角を曲がったら、

なんとあのチェーン店のセカハンが!
駅の下エリアにもあった、でも近くに別のセカハンがあるはずなのになと思ったあのセカハンが、

やはり、こっちがネット記事にあった方だったのだ。
だって近くの店はあのブタのセカハン。

なんてことだ、こんな固まってセカンドハンドショップがあろうとは。

このお店は9時オープン。
ちょうど開いたところなので、入ってみる。
結果は、いまひとつ。仕入れで買いたいものはなにもなかった。
自分用の、アラビア・ムーミンの初期マグ以外は。
これはショーケースに入っていて状態も良く、値段もまずまずだったのでお買い上げ。



そして、さて、このあとのことですが、行きたいお店にはまだ行けない。
でも12時にはホテルをチェックアウトしないとけない。
このままこのへんで過ごしたところで、ろくに食器を見ることはできないだろう。
ということで、今からいったんホテルへ戻り、チェックアウトして再びここに戻ってこよう。
その方が時間を気にせず食器を見られる。
本来ならば12時までに目的の買い付けを終わらせて、チェックアウトしたらそのまま列車でヘルシンキ入りする予定だったのだが、
そうもいかない。
心残りがいっぱいある。
第一まだ、あのヴィンテージショップは見つかっていない。


来た道を、再びホテルへ向かって歩く。
チェックアウト。
そして外へ。

そう、ここからの買い付けは、ずっとスーツケースと一緒です(悲)

終らなかったので、次回へ続く(笑)