2019/01/20 02:39


モイ!

ヘルシンキの大好きなコーヒー屋さんは、グッドライフコーヒーですが、

それに続きまして2つ目、

”カッファロースタリー” さんもおいしいので、ご紹介します。

というか、2018に限っては、フィンランドで飲んだコーヒーで、一番おいしかったです。
旅終盤に飲んだのですが、ついに、

”キター!! おいしいコーヒー!!” 状態で、ちょっと心が躍ってました。

実は、このお店に来たのは2回目。
自家焙煎で、おっきな焙煎機で焙煎しているのが見えて、カフェスペースもあって、テイクアウトのお客さんも多い。

2年前に1度来ていたのですが、その時はあまりいい思い出がなく・・・
レジでちょっとしくじって、
妹と2人いて、カフェで別々に注文して会計しようと思ったのですが、
”別々” と言ったつもりだったのですが、ムムリクが1人分のオーダーをして会計をすると、
すっと流され、次の人の注文を聞き始めたので、妹が注文できず・・・
どうやら店員さんは、今のが2人分のオーダーだと思ったのか(コーヒーとパン1個)、
妹は頼まないと思ったのか・・・
とにかく ”ちょっと待ってもう1人注文・・・” と割って入る技量もなかったので、

あ~あ~・・・
とがっかりして席についてムムリクのオーダーを待った。(妹はもういいやとさっさと諦める)
よくありますね、海外でうまく言葉が伝わらなくて失敗すること。

とりあえずこの時は、さっさと食べて次行こうってことで、
ムムリクだけ食事して(コーヒーの味もさほど印象に残っておらず・・・)、
ロースタリーさんなので豆を買ってそそくさと店を出る。

そんなこんながあったので、次の年はカッファさんはスルーしたのです。

そして、2018訪れた時にはなんと、感動がやってきたのです。

この時は1人で店を訪れました。
実は妹はコーヒーが飲めない人(どっかで書いたかな?)。コーヒーにテンションを上げるのはムムリクだけなので、
旅の終盤、もう別行動もありってことで、お互い行きたいところへ行きました。

朝、カフェで一緒にモーニングし、そこからお別れ。
ムムリクは新鮮な豆を買いに、カッファロースタリーに向かいます。
ちょっと歩いて、トラムの乗り場に。
あまり乗らない路線で乗車します。

ほら間違えた。

一人でも、ちゃんと地図を見て確認していたつもりだったのに、
たぶん1度乗り換えないといけなかったのに、そのまま乗ってて、あ、違う違うと思って降りて、

ぽつーん・・・

しばらく思考が停止した後、トラムで修正するのは諦め、地図を見ながらそこから歩く案で目的地へ向かう。
もうそんな遠くないから大丈夫、と思ってしばらく行くと、そろそろな気配。
2回目だから、無事たどり着けました。

今回の目的はカフェではなく、豆の購入なので、すぐに豆が並んでいる棚へ。
どれが何なのか把握するのに時間がかかりますが、シングルかブレンドか、焙煎度合いは?焙煎日は?と必要な情報を探す。
その上でどれにするか選ぶのですが、なかなか決まらない。種類も多い。
するとカウンターの中から、店員のお兄さんが出てきて、いろいろ説明してくれました。
ムムリクはしゃべれない。でもお兄さんが言っていることはニュアンスでわかるから、うんうんと言いながら選ぶ参考にする。
一通り説明した後、お兄さんは中に帰りましたが、ムムリクはまだ吟味。
そして、2種類にしぼってレジへ。

選んだのはシングルからブラジル。
もう1つはブレンドにしました。

レジをしてくれたのは、さっきのお兄さん。
豆と、1杯テイクアウトもしていくことに。
抽出方法も選べ、エアロプレスで淹れてもらうことに。
と、豆も何でも選べるようで、何にする?と言われたので、買ってみたブラジルを飲んでみることに。
淹れてくれたのもそのお兄さん。
オッケーをもらって、手元の写真も撮らせてもらう。

そして、ムムリクのコーヒーができた。
黄色の、かわいいお店のロゴ入りカップ。
”キートス” とお礼を言って、お店を出て、数歩歩いて立ち止まる。
スマホで写真撮る(笑)
で、一口飲む。

「!!!!!!!!」

おいしーーーーーー!!!

衝撃的なおいしさでした。
焙煎は浅めで、酸味は少しあるのですが、甘みもあって心地よく、
明るくクリーン、
スムースな質感は今までカフェで飲んでいたコーヒーとはまったく違くて、
ここにきて初めて、今旅1番おいしいコーヒー飲んだ!と思ったのです。
だってジュースのようにぐびぐび飲める。
飲むたびに、心の中で(おいしい、おいしい、おいしい!)と連呼していました。

1人だったので、伝える人がいないので、1人でニヤニヤしながら歩き飲み。
次の目的地に着く間、なんて幸せな時間だったでしょう。
おいしいからぐびぐび飲めるのだけど、なくなってしまうのがもったいない。
でもまもなく飲み切る。
おかわりが欲しい。

そのくらい感動したコーヒーだったのです。

ありがとうお兄さん、ブラジルすっごくおいしかったよ!
(旅の思い出って、人にいいい対応をしてもらったかどうかで、けっこう変わりますよね)

次の場所は、ヒエタラハティの蚤の市。
食器あさりの前に、最高のリフレッシュできました。


イートインしたときは、トゥオキオのC&Sでした。